海藻技術研究所のご案内 「海藻を知る」ための4つのテーマ 海藻について
 藻類は、酸素を発生する光合成を行う生物の中からコケ植物、シダ植物および種子植物を除いた群と定義されており、特に海に生育する藻類のことを「海藻」と言います。藻類は地球上に8万種と推測されており、そのうちの約2万5千種が海藻です。
 海藻は、主に緑藻、紅藻、褐藻の3群に大別され、陸上植物のように根、茎、葉の分化がはっきりしていないところが特徴です。


合成に不可欠な葉緑体に光合成色素としてクロロフィルaとbをもち、美しい緑色と香りが特徴。

アオノリ ヒトエグサ
アオサ   その他

クロロフィルaとcの他に多量のフコキサンチンとカロテノイド色素を含むため、黄褐色を示すのが特徴。

ヒジキ ワカメ ガゴメ
コンブ   モズク   その他

日本の海藻の中で最も種類が多く、クロロフィルaとdの他にフィコビリンタンパク質をもつため、色が赤いのが特徴。

オゴノリ テングサ
アサクサノリ   その他




 海藻は、主な有用成分として多糖類が含まれています。海藻から抽出された多糖類は、寒天、芳香・消臭剤、入れ歯の歯形の印象剤、化粧品の成分など幅広く利用されています。最近では、多糖類の一種であるフコイダンやアルギン酸カリウムなどの抗腫瘍活性や高血圧低下作用等が確認されつつあり、改めて多糖類の有用性が注目されています。




 海藻は、藻場として、さまざまな魚介類の産卵や棲息に好適な環境を提供するなど、海浜域における生物生産や他の生物の生息場所の形成、水産資源の育成に重要な役割を果たしています。


※参考文献:山田信夫著『海藻利用の科学(改訂版)』成山堂書店/岩槻邦男・馬渡峻輔監修 千原光雄編集 『藻類の多様性と系統』 裳華房


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